2025年7月に東京ビッグサイトで開催されたアジア最大級のアートイベント、『デザインフェスタvol.61』は、今年も参加者の熱も冷めやらぬまま、その幕を下ろしました。
多岐にわたるジャンルの作品が展示され、来場者はそれぞれの「好き」と出会う貴重な機会となりました。
本記事では、デザインフェスタvol.61に参加したクリエイターの皆さんにミニインタビューを実施。出展歴や作品に込めた想い、そしてイベントを通して感じたことなど、ここでしか聞けない生の声をお届けします!
水沢石鹸さん

イラストレーター水沢石鹸さんは去年のデザインフェスタvol.59に引き続き、今年もR11Rブースでの参加となりました。

今回は、デザインフェスタ用にイラスト集を新たに制作。ゲーム画面を表現した、ホログラム加工表紙がこだわりポイントだそうです。

出展側としても、参加者としても今回のデザインフェスタを楽しみ尽くしたいと笑顔で語っていただきました。
謝謝いぬさん

イラストレーター謝謝いぬさんは、今回がはじめての東京、はじめてのグッズ発売、デザインフェスタも初参加なのだそう。

原画色紙やポストカードを中心に出品しており、原画色紙は開始早々に完売していました。

リアルイベント参加に不安もありましたが、前々からのファンやその場で立ち寄ってくれた方との交流がとても嬉しかったと語ってくれました。
うた坊さん

ストーリー性を感じさせるエモーショナルなイラストが持ち味です。今回はキャンパス地のポストカードを持参していました。

単行本は1年半以上、友達と遊ばずに本づくりに全ての時間を捧げたとのこと。デザインフェスタへの出展は2回目で、SNSで繋がりのある方と直接お話できることが、高いモチベーションになっているとのことでした。

これからも積極的に活動していきたいと仰ってました!
巴 ゆもさん

イラストからグラフィックデザイン・ファッションまで幅広く活躍されるイラストレーターの巴 ゆもさんは、デザインフェスタ参加が今回で二回目。
内装に使用した編み物はすべて手作り。こだわりいっぱいの空間が広がっていました。たくさんの商品のなかでも、お気に入りはTシャツ。ラメストーンはひとつひとつ手張りだそうです。

夏っぽいイラストやアイテムをたくさんの方に楽しんでほしいと語っていました。

日菜乃さん

「レトロでポップ、どこか懐かしさのある瞬間」をテーマに描くイラストレーターの日菜乃さん。広告や書籍など幅広く活動し、複数の著書も出版されています。

デザインフェスタへの出展は今回で6回目。かつては来場者側でしたが、自身が作品を作るようになり出展を志したそうです。来場者との交流や、作品への反応が制作の大きな励みになると語ります。

今回のイチオシは、自身のノスタルジックな作風と印刷の風合いが絶妙にマッチした「リソグラフ印刷のA3ポスター」。今後はコラボ商品の発売や冬の個展も控えており、活動の幅を広げていくとのことです。
ONIKU メメモリ(ONIKU kuitaiさん・カヱデ・メメモリさん)

幻想的なデジタルアートを手掛けるONIKU kuitaiさんと片目が炎「ファイアーアイ」の少女を中心に制作を続けるカヱデ・メメモリさんは、お二人とも初めてのデザインフェスタ、初めての共同出展でした。

はじめての参加でしたが、会場のクリエイティブな雰囲気にワクワクが止まらなかったそう。ONIKU kuitaiさんのおすすめは原画キーホルダー、カヱデ・メメモリさんは立体のキーホルダーとフィギュアがおすすめだそうです。
お客様との交流がすでに楽しく、今後も楽しみだとおっしゃっていました。

REOspikeeさん

ポストカードやソフビ人形、Tシャツなど多岐にわたってものづくりを行うREOspikeeさんは、デザインフェスタ参加は総計10回以上。今回は去年秋の開催から連続の参加だそうです。
今回のおすすめは制作期間が2年に及んだソフビ人形。毎回恒例で販売しているボックス型グッズも好評だそうです。

ありがたいことにソフビ人形が好評だったので、今後は色違いの制作など新たな挑戦もしていきたいと語りました。

銀河連合さん

「銀河連合」を屋号とし、「制服を着た少女と幽霊について」をテーマにアナログ画材中心に創作活動を続ける吉田なつ樹さんは、2006年からデザインフェスタに出展しているそう。
6年ぶりの新作漫画と複製原画が二大メイン。複製原画は例年パネル張りしたものを出品していましたが、今回からはお客様に自由に額縁を選んでいただけるようシートでの出品にしたそうです。

セーラー服が好きな方はもちろん、趣味で旅行をしている「台湾」関連の作品も、たくさんの方に届いてほしいと語りました。
宇宙猫ステーション(イグアナ大佐さん・ぬまさわちはるさん)

おデブな猫ちゃんと女の子のイラストを中心に活動するイラストレーター・イグアナ大佐さんと、元保育士の経験を生かしてほっこりとした作品を制作するイラストレーター・ぬまさわちはるさんは、おふたりは共同でグループ出展。お二人で活動するのは今回は初めてだそうです。

イグアナ大佐さんの今回のおすすめは、イラスト本とホログラム加工を施したステッカー。初めての試みながら反響が大きかったそうです。ぬまさわさんのおすすめは原画や身に着けられるグッズの数々でした。

宇宙猫ステーションの名の通り、ブースには宇宙をモチーフとした近未来的なグッズがずらり。猛暑ですが、ぜひ目で涼しさを感じてほしいと語ってくれました。
鴻奈緒さん

下町情緒あふれる風景や「おじさん」を中心とした作品でシワやヒダの表現を探求するイラストレーター・鴻奈緒さんは、今回は4回目の参加。

ポストカードやステッカーをメインに、ZINEやアクキー、手ぬぐいなどたくさんの商品を展開しています。おすすめは新作のカードセット「おじトレ!」。
個性豊かなおじさんの姿をコレクションするとともに、裏面のキャラクター分析でおじさんの人生の物語や星の数によるバトルを楽しめます。

呑み処・はしびろやでほろ酔い気分を味わって欲しいと語ってくれました。
あささん

イラストレーターのあささんは、今回が念願のデザインフェスタ初出展。これまでは落選したため、出展の喜びはひとしおとのこと。

「つんつんした男の子」やファッションのイラストを得意とし、今回はステッカーやアクリルグッズなど、これまで制作した作品を多数持参。
特に赤系の色を使ったイラストがお気に入りで、当初は売れないかもしれないと思っていたアイテムも、多くの来場者が手に取ってくれたと語りました。普段はコミティアや新宿でのポップアップイベントなどで活動しており、今後の新しい作品制作にも意欲を見せています。暑い中で沢山の方に来ていただきりありがとうございました!
haoさん

イラストレーターのhaoさんは、デザインフェスタへの出展は今回で4回目。VTuberやアイドルのイラストを手がける実力派で、今回はブースでのライブドローイングが大きな注目を集めました。

このライブドローイングは、事前にタブレットで描いた下絵を元に、アクリル絵の具などで描き起こすというスタイル。3年前に一般参加者としてデザインフェスタを訪れた際、ライブペイントに感銘を受けたのが活動のきっかけだそうです。

今回は「チューリップを持つ女の子」をメインビジュアルに据え、新作の画集やキャンバスパネルを展示販売しました。
遊凪さん

イラストレーターと動画制作の二足のわらじで活動する遊凪(ゆうな)さん。デザインフェスタは4回目の参加となる常連ですが、これまではライブペイントでの参加が主でした。今回は初めて物販を中心とした出展で、地元が一緒の沙糖5㌘さんと共同でブースを構えました。

ぬいぐるみや手描きの装飾など、ダークでシンプルな普段の作風とは一味違う「かわいい」テイストの作品も展開。

これまでも全国各地のポップアップなどで活動しており、今後も地方を含め、様々な場所でイベントを行っていきたいと語りました。沙糖さんからも生の「可愛い」という声援を聞けて、とても嬉しいというコメントがきました。
鱗粉あすさん

イラストレーターの鱗粉あす(りんぷんあす)さんは、自身のイラストを着物や帯などの和装アイテムに展開する作家です。半襟と帯揚げは、カットから縫製までご自身で担当されています。

デザインフェスタには10回以上出展しており、ファッション感度の高い来場者が集まるこのイベントが、自身の作風に合っていると感じています。人気の提灯柄のアイテムは、反物からメガネ拭きまで様々なグッズになっています。

お婆さまの影響で着物に親しんだ経験から、「流行り廃りがなく、体型の変化にも対応できる便利な服」として着物の魅力を語ってくれました。
ムーさん

東京を拠点に活動するイラストレーター兼コンセプトアーティストのムーさんは、今回がデザインフェスタ初出展。コミティアへの出展経験もあり、本が中心のコミティアと、グッズや作家との交流が目的のデザインフェスタとの客層の違いを感じたそうです。

今回は、後ろからライトを当てると綺麗に透けるアクリルスタンドや、アメリカでのイベントに向けて制作した日英併記の新作イラスト本などを展示。日本とアメリカをメインにグローバルな活動を展開しています。

次回開催が待ちきれない
次回の『デザインフェスタvol.62』は2025年11月15日・16日の開催です。
本記事を読んで、デザインフェスタに興味が沸いた方や、自分も出展したい!と思った方、ぜひ次は東京ビッグサイトの会場でお会いしましょう!